高気圧酸素治療
高気圧酸素治療
高気圧酸素治療とは
大気圧より2倍高い気圧環境下で、100%酸素を吸入することにより血液中の酸素量を増加させて、酸素不足の状態にある組織に対して病態の改善を図る治療です。当院では、第一種(1人用)治療装置を導入しており、装置内を空気で加圧し、マスクを装着し酸素を吸入します。
相互同時通話システムにより、外のスタッフと患者さまが対話でき安全に治療が出来ます。
主な治療効果
- ①生体内にできた気体を圧縮・再溶解することにより末梢循環を改善し、組織の浮腫を軽減させる生体内気体の圧縮・溶解効果
- ②体内酸素量の増加による生体内の循環障害・低酸素状態の改善効果
- ③酸素の抗菌作用を利用し、細菌の発育を阻害する抗菌効果
対応可能な疾患
- ・突発性難聴
- ・放射線治療又は抗がん剤治療と併用される悪性腫瘍
- ・骨髄炎又は放射線障害
- ・網膜動脈閉塞症
- ・急性一酸化炭素中毒その他のガス中毒(間歇型を含む)
- ・コンパートメント症候群又は圧挫症候群
- ・腸閉塞(イレウス)
- ・減圧症