2020年08月17日
お知らせ第一手術室診療部長・泌尿器科の髙木公暁医師の論文が英文誌「Clinical and Experimental Nephrology」に掲載されました
第一手術室診療部長・泌尿器科の髙木公暁医師の論文が
英文誌「Clinical and Experimental Nephrology」に掲載されましたのでお知らせします。
詳細は下記のとおりです。
【論文タイトル】
Impact on survival of urgent dialysis initiation in patients with end-stage renal disease: a case–control study
【論文の内容】
末期腎不全の患者さんが血液透析を導入するにあたり、計画的に導入した場合と緊急で導入した場合に予後に影響があるのかを調査した研究です。当院で2012年から2018年の間に血液透析を導入した208名の患者さんの透析導入時のデータを後ろ向きに解析し、計画的に導入した患者さんと緊急で導入した患者さんの予後を比較検討しました。その結果『緊急で導入した患者さんの生命予後は計画的に導入した患者さんの生命予後より有意に短い』という結果でした。生命予後の観点から末期腎不全の患者さんの血液透析導入は計画的に行うことが望ましいということが示されました。
【掲載情報】
https://link.springer.com/article/10.1007/s10157-020-01931-7