2020年07月09日
お知らせ【大雄会医科学研究所】遺伝子検査などに使われるマイクロRNA抽出に関連する開発試薬について
大雄会医科学研究所では、がんに関連した遺伝子・タンパク質レベルの解明をし、医療の個別化を図るための様々な研究および遺伝子検査法の技術開発をしています。
その研究開発の成果として、2019年にはマイクロRNAという物質の抽出方法について、特許を出願しました(※1)。
この特許で開発された試薬「FastGene™マイクロRNAエンハンサー」は、日本ジェネティクス社より現在販売されています。
マイクロRNAとは、生物が遺伝子発現を調節する仕組みの1つで、からだのあらゆる組織に存在し、タンパク質の合成を抑制する役割を持っています。
がんの超早期発見やiPS細胞の生産性向上にも欠かせない存在とされ、この試薬開発によって、これまでより効率的にマイクロRNAを抽出できるようになり、コストダウンも可能になりました。
この大雄会医科学研究所が開発した試薬「FastGene™マイクロRNAエンハンサー」について、販売元の日本ジェネティクス社の季刊紙に掲載されていますのでご覧ください。
日本ジェネティクス社「UP! Magazine & Promotions –2020 summer –」 エンハンサー特集
(PDFリンク)
大雄会医科学研究所のこれらの研究は海外でも評価されており、国際学会での受賞もしています。
※1:特願2018-129064
※FastGene™ は Nippon Genetics Co.,Ltd. の登録商標です。