2019年12月04日
お知らせ技術放射線科・大久保玲奈さんの論文が医学雑誌「Journal of Applied Clinical Medical Physics」に掲載されました
技術放射線科 放射線技師 大久保玲奈さんの論文が、アメリカの医学雑誌「Journal of Applied Clinical Medical Physics」に掲載されました。
詳細は下記のとおりです。
【雑誌名】
Journal of Applied Clinical Medical Physics
【論文タイトル】
Feasibility of the new copper pipe method for evaluating half‐value layer in computed tomography: A measurement and Monte Carlo simulation study
(X線CT装置における新しい銅製パイプ型吸収体を用いた半価層測定法の可能性:実測とモンテカルロシミュレーション研究)
【概要】
X線CT検査による患者被ばくを正しく算出するためには、X線の実効エネルギーを推定する必要がある。実効エネルギーは測定指標である半価層から推定することができ、従来の半価層測定法ではメーカの協力のもとX線管をメンテナンスモードで固定する必要があった。本研究では、銅製パイプ型吸収体をCT用電離箱線量計に装着することにより、X線管を固定することなく半価層を取得する方法を考案し、報告したものである。この研究によって、より簡便に患者被ばくの算出及び装置管理に役立つものと考えられる。
【掲載情報】
American Association of Physicists in Medicine
https://aapm.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/acm2.12780