2022年07月08日
お知らせ【大雄会医科学研究所】菊池有純室長が、第12回チェリーブロッサムシンポジウムでポスターアワードを受賞しました
大雄会医科学研究所・菊池有純室長が、臨床検査の自動化に関する国際シンポジウム・The 12th Cherry Blossom Symposium(第12回チェリーブロッサムシンポジウム)においてポスターアワードを受賞しました。
【学会名】
The 12th Cherry Blossom Symposium
第12回チェリーブロッサムシンポジウム(臨床検査の自動化に関する国際シンポジウム)
(英語サイト)https://www.cbs-labauto.com/12th/index.html
(日本語サイト)https://www.cbs-labauto.com/12th/index_j.html
【開催日】
・2022年2月5日(オンライン開催)
【発表タイトル】
「Development of a simple nucleic acid concentration method for liquid samples」
【発表概要】
大雄会医科学研究所ではポリアミン類と呼ばれる物質を試料中に加えて、室温で10~20分間放置後、さらに高速で遠心することで試料中の核酸等の回収可能な方法を考案しました。発表では細胞の培養上清、ヒト血漿に含まれる遊離のDNAやRNAを用いて回収した実例を示しました。
現在、「リキッドバイオプシー」という名称で体外に排出される試料からの遺伝子解析が注目され、実用化されつつあります。この方法は既存の方法と比較し、簡便で効率よく、しかも安価に回収できると考えられ、これらの点が評価されて今回の受賞の運びとなりました。
現在、この方法の実用化を目指して、医科学研究所では検討が実施されています。