口腔外科・石濱嵩統医師の論文が「日本歯科医療管理学会雑誌 56巻4号」に掲載されました

総合大雄会病院・口腔外科の石濱嵩統医師の論文が、「日本歯科医療管理学会雑誌 56巻4号」に掲載されましたのでお知らせします。

【論文タイトル】
口腔がん症例における終末期管理と看取りの臨床的検討　―地域医療の現状と展望―

【概要】
2004年1月～2019年12月の16年間に口腔がんを原因として死亡した59例を対象に年齢、性別、原発部位、転移部位、腫瘍自壊・出血の有無、肺症状、気道管理状況、栄養経路、入院までの過程、死亡場所など後ろ向き調査を行い口腔がん患者の現状や問題点について検討しました。
口腔がん患者には特有な症状があり、出血時の対応、気道管理、栄養管理が必要です。したがって、医療機関・往診医・介護施設との連携だけではなく、地域における講演会などで患者さんを交えた情報共有の場をもち、口腔がんについて適切な情報を発信するという啓蒙活動も地域医療の責務と考えています。