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スタッフ紹介

知識が豊富なスペシャリスト


大雄会で活躍するスペシャリストたち

診療看護師

専門看護師

急性・重症患者看護

認定看護管理者

認定看護師

感染管理/皮膚・排泄ケア/がん化学療法看護/がん性疼痛看護/がん放射線療法看護/集中ケア/救急看護/脳卒中リハビリテーション看護/呼吸器疾患看護/乳がん看護/クリティカルケア/認知症看護

※その他、学会認定看護師、院内認定看護師も多数活躍しています。
認定・専門看護師数
診療看護師 3人
専門看護師 1人
認定看護管理者 2人
認定看護師 18人
特定行為研修修了者 9人

救急看護認定看護師①

竹下さん
(総合大雄会病院・集中治療室)


認定看護師を目指した理由を教えてください

大学病院の救命救急センターに勤めていた時に資格を取得しました。新人の頃からずっと三次救急の現場で働いてきたのですが、7年目の時にふと「救急の場面における看護って何だろう?」と考えるようになったんです。超急性期というのはどうしても治療が優先されるため、患者さまと関われる時間はごくわずか。その中で「本当に患者さまが望む看護を提供できているのだろうか?」という疑問があったんですよね。それで、その答えを見つけるために「救急看護についてもっと学びたい」と考え、認定看護師を目指す決意をしました。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

日本看護協会が運営する看護研修学校(東京)に8ヶ月通いました。勉強はもちろん大変でしたが、それ以上に「すごく良い経験ができた」という充実感や楽しさの方が強く印象に残っていますね。全国から集まった同じ志の仲間たちとの人脈ができたことも大きな収穫でした。

救急看護認定看護師としての活動内容を教えてください

呼吸サポートチーム(RST)やラピッドレスポンスチーム(RRT)の一員として院内のラウンドを行なっています。とは言え、転職してまだ日が浅いので、今はとにかく病棟の看護師と“顔の見える関係性”を築くことに注力しています。また、「気づきのサイン」という患者さまの容態の変化の相談窓口も担当しているので、その周知活動とともに「何かあったら竹下さんに相談しよう」と気軽に連絡できるような存在になっていけたらと思っています。

認定看護師として大切にしていることは何ですか?

「私がこの患者さまの家族だとしたらどうするかな?」「どういうことをしてもらいたいかな?」と考え、寄り添うことを大切にしています。

今後の夢や目標などはありますか?

ICUにおける「看護の質の可視化」に尽力しているところです。QI(看護の質を表す指標)を収集することで、今、自分たちが提供する看護がどのレベルにあるのかを数値化できるんですよね。そのデータをICUのスタッフのみんなと共有し、どこを目標にチームとして取り組んでいくかを話し合っていきたいと思っています。何かを行なって良い結果に繋がった時には達成感が得られ、チームのモチベーションがアップします。そして、それがまた次の目標を達成するための動機づけとなり看護の質の向上に繋がっていくと考えています。個人的な目標としては、将来的にオペ室の看護も経験してみたいですね。

皆さまへメッセージ

救急看護に限らずですが、ぜひ多くのみなさんに何かしらの専門分野を見つけていただきたく思います。特に若い看護師のみなさんには、積極的に認定や専門看護師の道を目指してもらいたいですね。看護師としての自信につながるのはもちろんのこと、高度な知識の習得、他院の看護師さんとつながれるなど、予想以上の収穫や経験を手に入れられるはずです。私も今後、特定行為研修の受講を視野に入れていますので、当法人のキャリアアップサポートを最大限活用して、新たな成長を目指していこうと考えています。


救急看護認定看護師②

加藤さん
(救急救命センター ER)


認定看護師を目指した理由を教えてください

当院では2010年4月から救命救急センターが開設され、重症度・緊急度が高い患者さまを受け入れるために、今自分に必要な知識・スキルは何かと考えていました。自己研鑽を進める中で、もっとアセスメント能力を高めたいと思い、認定看護師研修に行かせていただきました。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

子育てと両立したかったため、通学できる愛知医科大学看護実践研究センターに入学させていただきました。実習を含め7カ月間学ばせていただき、2018年に認定審査に合格し、資格を取得しました。

認定看護師になり、仕事に変化はありましたか?

救命救急センターでの看護実践・指導・相談だけではなく、急変対応の院外研修の開催、心停止予防のためのRRT(ラピッドレスポンスチーム 重症化する可能性のある患者さまに対応するチーム)への参加、またICLS(蘇生トレーニング)のインストラクターとしての指導、救急カートの統一・整備など活動の場が広がりました。

現在の目標を教えてください

院内全体のスタッフが、急変させない意識がさらに高まること、エビデンスに基づいた急変対応ができることを目標に活動に取り組んでいきたいと思います。救急看護を通して、患者さま、ご家族様に「大雄会病院に来てよかった」と思っていただけることを目指し、地域に貢献していきたいと思います。

皆さまへメッセージ

当法人は個々に目指す資格取得に対し手厚い支援をしていただけます。私も子育てをしながらの取得は、この支援がなければ実現しなかったかもしれません。当看護部に興味をもたれたみなさん!スペシャリスト・ジェネラリストとして、同じ現場のプレイヤーとして一緒に頑張ってみませんか?見学等にみえた際は、いつでもお声掛けください!


感染管理認定看護師

田中さん
(大雄会第一病院・5階病棟)


認定看護師を目指した理由を教えてください

志したのは、コロナ禍真っ只中の頃。当時は総合大雄会病院の小児科に20年近く在籍していて、ちょうど「そろそろ資格を取得したいな」と考えていたタイミングでした。それでコロナのこともあって感染管理の認定を目指すことにしたんです。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

石川県立看護大学で7ヶ月間、教育課程を受講しました。もちろん、受講料は法人から全額サポートいただけましたし、家賃や生活費についても多大な支援をいただきました。勉強は大変でしたし、覚えることが多くて苦労しましたが、どちらかというと楽しい思い出の方が大きかったかな。知らない土地での生活というのもそうですし、全国の看護師さんと知り合えたことも資格取得以上の大きな財産になりました。

感染管理認定看護師としての活動内容を教えてください

週一回、認定看護師としての活動日が設けられていて、そこで、カテーテルなどの留置物からの感染状況について調べたり、カンファレンスを開催したり、職員や患者さまの手指衛生についての指導などをしています。地域での活動も行っていて、高齢者福祉施設や障害者施設などに出向き、感染対策確認や予防対策指導などを行っています。

認定看護師として大切にしていることは何ですか?

感染管理というのは私一人で成り立つものではなく、周囲の協力というのが絶対的に必要です。私たちがいくら声をあげても、それに呼応していただけないと全く意味がありませんからね。ですので、普段から「相手も自分も嫌な思いをしない」関係づくりができるよう意識しています。コミュニケーションをしっかり取って、顔を覚えてもらって、何かあれば気軽に相談できるような関係づくりをこれからも深めていきたいですね。

今後の夢や目標などはありますか?

感染管理分野の人材の育成! これに尽きます。太字で書いておいてください(笑)。感染管理って、難しいと思われることが多く、やってみたいと思う人が少ないんです。確かにコロナ前まではどこか煙たがれる存在で、「万が一のために何でそこまでしなきゃいけないの?」と思われていました。しかし、2019年からコロナが流行して、感染管理の重要性を身近に感じる機会が一気に増えました。患者さまを守るために、そして、自分の身を守るためにも大切なことだ!って。なのに…挑戦する人がいない(泣)。ホント、誰かいませんかね??

皆さまへメッセージ

前述したように、感染管理というのはみんなの協力があってこそ成り立つものです。例え私がいなくても、各現場で日常的にしっかりとした感染管理ができていれば、感染の予防や拡大阻止につながっていきます。私自身もこれからそのシステムづくりに邁進していきたいと考えていますが、そのためには頭数が必要です! 新卒・転職・復帰組に限らず、少しでも感染管理に興味がある看護師さんがいらっしゃったらぜひお声掛けください。よろしくお願いいたします!


認知症看護認定看護師

篠崎さん
(総合大雄会病院)


認定看護師を目指した理由を教えてください

認定資格は以前勤めていた病院で取得しました。もともと高齢者と関わることが大好きで、自主的に認知症ケア専門士を取得するなど、老年看護に関する知見を深めていたんですよね。そんな折、上司から「もっと上を目指してみないか?」と促され、認知症看護認定を取得しました。当法人へ転職したのは1年ほど前。「認定看護師としてもっと活動の幅を広げたい」という思いから大雄会に移りました。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

長野県看護大学の教育課程で約8ヶ月学びました。正直、すごく楽しかったですね。特に、一緒に勉学に励んだ仲間たちとは今でも連絡を取り合って近況報告や情報交換をしています。現状だと、認知症の認定看護師は院内に私だけなので、いろいろ悩んだりしても相談できる相手がいないんですよね。だからこそ、長野で一緒に資格を取得した仲間たちの存在が私の支えとなっています。

認知症看護認定看護師としての活動内容を教えてください

週に一回、院内での認知症ケアラウンドを行い、薬物療法や非薬物療法、環境の整備、日常生活のケアなどに携わっています。また最近では、入院患者さまのストレス緩和を目的した院内デイケア(週一回)をスタートさせました。これが大変好評をいただき、「次回はいつ?」「すごく楽しかった」といったうれしいお言葉もいただけるようになったので、今後はもっと回数を増やしていきたいですね。

認定看護師として大切にしていることは何ですか?

Face to Faceが基本ですね。患者さまに対してもスタッフに対してもそうですが、顔と顔を突き合わせて、じっくりと信頼関係を構築していくことを大切にしています。すぐに結果が出なくても、粘り強く、地道に続けていくことで、認知症患者さまとも良い関係性を築くことができると信じています。

今後の夢や目標などはありますか?

やりたいことがあり過ぎて困っています(笑)。まずは院外での活動に力を入れたいですね。例えば、「認知症カフェ」のような地域のさまざまなお悩みの相談窓口になるような活動をしていきたいです。院内だと、前述した院内デイケアのさらなる充実もそうですし、あとは「物忘れ外来」の設置を検討しているようなので、そこにも関わっていけたらと思っています。後進の指導にも力を入れていきたいので、勉強会の開催や研修動画の作成なども少しずつ進めている最中です。

皆さまへメッセージ

今後ますますの増加が予想されている認知症ですが、医療の現場ではまだまだスペシャリストが少なく、薬剤や身体拘束に頼りがちなケアが主流となっています。「そんな状況を打破したい」という思いも、私が認知症認定看護を取得する後押しとなりました。このサイトをご覧いただいている方の中にも、認知症に関するお悩みがある方や認知症看護に興味のある方が必ずいるはずです。そのような方はぜひお気軽にお声掛けいただけると幸いです。私たちと一緒に地域の認知症ケアの向上に貢献していきましょう!


がん化学療法看護認定看護師

坪内さん
(大雄会クリニック・外来(化学療法室))


認定看護師を目指した理由を教えてください

がん治療を行う患者さまと関わる中で、がん治療への興味を抱いたことと、日々の実践の中で抗がん剤治療に関する知識や技術が不足していることで何もできていないつらさを感じていました。もっと知識や技術を深めて、病気や治療により不安や苦痛を抱えている患者さまのために、具体的な支援を実践できるようになりたいと思い認定看護師をめざしました。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

半年間、愛知県立大学にある看護実践センターのがん化学療法看護認定看護師教育課程を受講しました。学校は大変でしたが、そこで出会った仲間の存在は今でもお互いに刺激し合える存在となっています。

がん化学療法看護認定看護師としての活動内容を教えてください

がん化学療法を受けられる患者さまやそのご家族が安心して治療を受けられるようサポートを行っています。その他の具体的な活動については、これから少しずつ取り組んでいく予定です。認定を取得してから“見える範囲”が広がったので、学んできた専門知識や情報などをもっとチームのみんなと共有し、より安全で適切ながん化学療法を実践できるよう、意識づくりやシステムづくりをしていきたいと考えています。また、教えられる立場にもなったので、今後は後進の指導にも力を入れていきたいです。

認定看護師として大切にしていることは何ですか?

やっぱり「患者さまのことを第一に」という意識ですよね。がん治療は楽な治療ではないです。がんという病気、治療のつらさなど様々な思いも抱いています。だからこそ、患者さま、そして家族が、がん治療を行いながらもその人らしく生活ができるようにサポートできることが一番だと思っています。

今後の夢や目標などはありますか?

がん治療は新規薬剤の登場やガイドラインの改定など目まぐるしく変化しています。その中で患者さまが安心・安全に治療を受けてもらえるように、自分自身も学び続け、患者さまの闘病をサポートできるように務めていきたいと思います。また、抗がん薬治療は種類も多く、治療も複雑です。そのため慣れていないスタッフも多いと思います。教育にも力をいれ取り組んでいきたいと思います。

皆さまへメッセージ

治療のこと、副作用のことなど不安や困ったことがあればいつでも声をかけてください。
また、この分野に興味のある方もお待ちしてます。


がん性疼痛看護認定看護師

青木さん
(総合大雄会病院・南8階病棟)


認定看護師を目指した理由を教えてください

至ってシンプルですが「痛みに苦しむ患者さまを救いたい」という思いからでした。認定取得に挑戦したのは今から10年ほど前。ちょうどその頃、私と同年代の女性患者さまの看護をしていたのですが、がんの痛みに苦しみ続ける患者さまを目の前に、自分の力不足を痛感したんですよね。「もっと高度な知識があれば、この辛さを和らげてあげられるのに…」って。それで、がん性疼痛看護の認定を取得しようと決意したんです。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

約半年間、愛知県立大学の看護実践センターで教育課程を受講しました。学費や交通費の全額支給をはじめ、給与の支給や子育て支援など、法人からの手厚いサポートがあり、とても助けられました。幼い子どもを育てながらの挑戦でしたが、無理なく、安心して勉強に取り組むことができました。

がん性疼痛看護認定看護師としての活動内容を教えてください

私の場合は病棟勤務が基本なので、フィジカルアセスメントを理解し、その上で、がん性疼痛に用いる薬剤やその作用・効果についての評価などを行なっています。他の看護師から相談を受けることも多いですね。「認定看護師」に向けられる周囲からの期待と信頼、そして、プレッシャーみたいなものをつねに背負いながら業務に取り組んでいます。あと、週に1度、緩和ケアチーム(PCT)のカンファレンスにも参加しています。

認定看護師として大切にしていることは何ですか?

月並みですが「患者さまとそのご家族に興味を持ち、しっかり寄り添うこと」ですね。そのために必要なのは、まずは患者さまの訴えに耳を傾けること。やれること・やれないことはありますが、できる限り、患者さまのご要望やご希望に近い形になるように、一緒になって「どうするか?」を考えていく姿勢を大切にしています。患者さまの中には「医師には言いにくいけど、看護師さんなら相談できる」という方もいらっしゃるので、そういった“橋渡し的”な役割も認定看護師としての使命のひとつです。

今後の夢や目標などはありますか?

特にないです(笑)。強いて言うなら、患者さまとご家族のことを第一に考え、その上で「私がやりたい看護をやり通す」を続けていけたらと考えています。何か特別なことをするのではなく、当たり前のことを粛々と…というイメージですね。

皆さまへメッセージ

当法人は、認定取得に関する手厚いサポートはもちろんのこと、認定取得後も“宝の持ち腐れ”とならないよう、幅広く活躍できるフィールドが用意されています。「看護師としてのキャリアップを叶えたい」という人には最適な環境だと思いますので、気になる方はぜひ一度、大雄会・看護部について調べてみてください。


急性・重症者看護専門看護師

宮原さん
(総合大雄会病院・集中治療室)


専門看護師を目指した理由を教えてください

救命救急の現場で働く中で「どうすればもっと患者さまやご家族が望む生活、最善の生活に近づけられるか?」を意識するようになったことが、専門看護師資格を目指したきっかけです。専門的で高度な知識・技術を習得できれば、病気やケガのことだけでなく、精神面やその先の人生についてもしっかり寄り添えるケアができると考えたんですよね。私自身、一般企業での社会人経験があったこともあり、患者さまやご家族の視点からの“看護のあり方”に敏感に反応していたのかもしれません。

専門看護師を取得するまでの流れを教えてください

専門看護師になるためには看護系大学院の修士課程を修了する必要がありますので、看護師として働きながら、3年間、四日市看護医療大学の看護学専攻に通いました。仕事、家庭、子育てを両立させながらだったので大変ではありましたが、今思えば、とても充実していたように思います。もちろん、学費や交通費といったほぼすべての費用を法人がサポートしてくれましたので、そういった点でも安心して勉学に打ち込むことができました。

急性・重症者看護専門看護師としての活動内容を教えてください

読んで字のごとく、緊急度や重症度の高い患者さまに対する質の高い看護を提供することが大きな使命となります。専門看護師の6つの役割(実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究)に準じて、専門領域に関わる病棟にラウンドしながら、呼吸サポートチーム(RST)、臨床倫理コンサルテーションチーム(CECT)の一員としての活動も行なっています。

専門看護師として大切にしていることは何ですか?

患者さまのQOL(生活の質)向上を第一に考えています。その実現のために、医師、看護師、メディカルスタッフが協力して意見を出し合い、「今、何ができるか?」「どうすれば近づけるのか?」に取り組んでいきます。

今後の夢や目標などはありますか?

専門看護師になって3年目ですが、まだまだ下積みから抜け出せていないのが実状です。日々、経験不足や勉強の足りなさを痛感しています(苦笑)。今の私にできることは、目の前の課題をひとつひとつ丁寧に対応し経験を積んでいくことですね。

皆さまへメッセージ

私が看護師になったのは30代、専門看護師を取得したのは40代の時です。手前味噌になりますが、新しいことにチャレンジするのに遅い・早いは関係ありません。ちょっと遠回りしたとしても、それまでの経験は必ず何かしらの力になると思いますので、もし今「これをやってみたい!」ということがあるのであれば、恐れることなく、積極的に行動してみてください。その先にきっと自分が思い描いていた以上の未来が広がっていくと思いますよ。


がん放射線療法看護認定看護師

鵜飼さん
(総合大雄会病院・中3階病棟)


認定看護師を目指した理由を教えてください

新卒で大雄会に入職してから10年ほど経った頃、「このままで良いのかな?」と自身のキャリアについて考えるようになりました。ちょうどその頃、がん放射線療法看護の資格認定がスタート(2010年~)するという話を聞いて「今まで放射線療法について勉強する機会ってなかったよな」「せっかくだから詳しく勉強してみたいな」と思うようになったんです。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

養成課程の一期生として、約半年間、京都府看護協会の研修センターでの教育課程に臨みました。全国にあるがん診療拠点病院の看護師さんたちと肩を並べながら、楽しく勉強できたのを覚えています。もちろん、当法人のサポートもとても充実していました。学費や住居費をはじめ、実習で遠方に出掛ける際の交通費や宿泊費も支給していただきました。また、私は認定取得後に結婚をし、3回出産(育休・産休も)していますので「子育てをしながらでも認定看護師として活躍できる」ということも強くアピールしたい部分ですね。

がん放射線療法看護認定看護師としての活動内容を教えてください

患者さまやご家族に対して放射線治療に関する意思決定の支援を行なったり、症状緩和など安心して治療を受けていただくための看護ケアを行っています。あと、緩和ケアチーム(PCT)の一員として活動しています。同時に、若手の人材育成にも力を注いでいますね。現状、がん放射線療法看護認定看護師は私一人だけなので、できるだけ早く、私と同じような専門知識を持つ看護師を育てていきたいです。

認定看護師として大切にしていることは何ですか?

つねに笑顔で患者さまやご家族に寄り添いながら、正しい知識をしっかりお伝えすることです。放射線治療と聞くと、悪いイメージを持たれる方が多いのですが、そんな誤解や不安を丁寧に取り除き、治療に関わる色々な職種の人と共に予定された治療を完遂できるように患者さまを支えていくことを大切にしています。

今後の夢や目標などはありますか?

当法人では近年、放射線療法と併用した温熱療法や高気圧酸素治療に注力しています。私も認定看護師として、集学的な治療法にも携わっていますので、今後はより幅広い知識や経験を増やしていけたらと考えています。あとは、前述した通り、後輩たちの育成ですね。私がいつ引退しても大丈夫なように、早急に“次世代のスペシャリスト”を生み出していけたらと思っています。

皆さまへメッセージ

当法人の特長のひとつに「人のやさしさ」があげられます。どの病棟に配属になっても、面倒見の良い、尊敬できる先輩看護師ばかりですので、どうぞ安心して大雄会の門を叩いてみてください。私も20年以上、この働きやすい雰囲気と周囲のみなさんの心遣いに支えられ、飽きることなく勤め続けることができています。子育て中のママさんもたくさん活躍していますので、復帰や転職を考えている看護師さんにもおすすめですよ♪


診療看護師(NP)

服部さん
(看護管理室)


診療看護師(NP)を目指した理由を教えてください

私は、患者さんの状態変化にいち早く気づくこと、急変させないような先手の看護が行えればと常日頃考えていました。そのような中、医学的な視点も踏まえた介入を行うことで、先手の看護に近づくことができるのではないかという可能性を感じ、診療看護師(NP)を志しました。

診療看護師(NP)を取得するまでの流れを教えてください

当法人の国内留学制度を利用し、2年間という長期にわたり診療看護師養成課程のある愛知医科大学大学院に入学しました。1年生では主に講義、シミュレーションが中心となり、2年生では様々な医療機関で実習を行いました。これらのことを踏まえ、NP資格認定試験を受け合格し、診療看護師(NP)となりました。さらに、診療看護師(NP)は専門看護師と同じように高度実践看護師(ANP)であるため、看護学修士の学位も取得することにもなります。この2年間の課程すべてにおいて、法人からは多大な支援をいただきました。最も大きいと感じたことは、やはり国内留学制度により学費、給与、交通費の支給があったことです。家庭がある中での支援であったため、とても助かりました。

診療看護師(NP)になり、仕事に変化はありましたか?

就業内容に関しては、資格取得後1年間は法人としての研修制度がまだなく、病棟勤務をしつつ、院長、看護部長等と協議を重ね、2年目より診療看護師(NP)卒後臨床研修を1年かけて実施させていただいています。この研修を通じ、医学的な側面と看護の側面をミキシングできるよう指導医より指導を受けながら試行錯誤取り組んでいる段階です。また、診療看護師(NP)は21区分38行為の特定行為研修修了者でもあるため、すべてではありませんが特定行為を実施することもあります。

現在の目標を教えてください

現在の目標としては、次に診療看護師(NP)を目指したいという目標を持ってくれている方もみえるので、今現在進行している卒後臨床研修を確立することができるようにすること。さらに、研修終了後からの就業内容を明確にしていくことが必要かと考えます。

皆さまへメッセージ

大雄会は、看護師のキャリアアップにとても前向きかつ支援も手厚い法人だと思います。この支援の下、私自身も診療看護師(NP)の道に進み、現在は色々な方の手助けの下で患者さんへの支援を行っています。診療看護師(NP)は2024年4月1日の時点で全国で872名と少数派で、認知度も低いことが現状です。ただ、そのような中で大雄会には既に診療看護師(NP)が複数名在籍し、活動しています。興味があるという方はぜひ一度お声掛けください。お待ちしております。


皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)

加島さん
(看護管理室)


認定看護師を目指した理由を教えてください

WOCとはWoundは創傷(褥瘡・瘻孔)、Ostomyは人工肛門・人工膀胱、Contineceは失禁の3分野の専門の看護師です。外科病棟でストーマ管理に対し経験を積み重ねるうちに、より専門的な知識や技術を習得したいと思うようになりました。さらに、ストーマ管理に苦難し、精神的・身体的にストレスを抱えた患者さんと出会い、専門性をもち関わることで早期に患者さんの安楽に繋がると思いました。そして、ストーマに限らず、褥瘡や失禁ケアは看護による予防や治療が重要であり、WOC分野においてもっと学びたいと思い、認定看護師を目指しました。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

WOCNを目指したとき、当院にWOCNは在籍せず、週1回、他病院のWOCNの下で1年半実習しました。その後、京都橘大学看護教育研修センターに合格し、8カ月間受講しました。大学までは新幹線で通学し、実習は1カ月間滋賀県であり、ホテルに宿泊し実習しました。病院からは、授業料・交通費・宿泊費等の支援をいただきました。みんなに支えられて、大学を修了でき、日本看護協会の認定審査試験に合格し資格を取得することができました。

認定看護師になり、仕事に変化はありましたか?

専門知識と技術を手に入れただけでなく、専従看護師として組織横断的に活動し、より多くの患者さんに関わり、質の高い皮膚ケア・ストーマ管理・失禁ケアを提供できるようになりました。さらに、看護ケアを継続的に行うための職員指導もできるようになりました。また、褥瘡委員会役員となり、褥瘡委員会開催時には褥瘡に関する勉強会の実施や、総合病院の褥瘡巡回を褥瘡対策チームで行い、院内の褥瘡対策に従事する仕事へ変化しました。

現在の目標を教えてください

皮膚・排泄ケア分野は毎日のケアにより皮膚の予防や創治癒が可能であり、看護の力が大きく影響する分野です。そのため、院内だけでなく、地域においても適切な皮膚のケアを患者さまに提供できるよう、日々活動してきたいと考えています。

皆さまへメッセージ

WOCケアにおける活動領域として、創傷・褥瘡・ストーマ・失禁ケア・フットケア・スキンケアがあります。これらの活動は、赤ちゃんからお年寄りまでの全ての方が対象であり、最近では地域に向けたWOCケアの活動が重要視されています。一緒にWOCケアの活動をしませんか?お待ちしております。


集中ケア認定看護師

松井さん
(救急救命センター HCU)


認定看護師を目指した理由を教えてください

中途入職でICUに配属となり、大雄会で働いている自分よりも若い子たちがよく考え勉強して看護を実践しているのを見て、自分も新たな環境の中でますます勉強していかなければならないと感じました。勉強していく中で集中治療への興味が更に高まり、集中ケアの認定看護師を目指しました。また、自己研鑽を支援・促進してくれる大雄会の環境も、背中を押してくれました。

認定看護師を取得するまでの流れを教えてください

入職してからの2年間は、働きながら実践経験を積みました。前職では対応する診療科が細分化されていたので、脳外科や心臓外科の分野を経験することができていませんでしたが、当院では多様な症状の患者さまを受け持ち、経験することができました。
2年が経過した際に師長に相談し、法人の国内留学制度を利用して、杏林大学医学部付属病院集中ケア認定看護師教育課程に合格。東京の寮に入所し、8カ月間通学しました。
学費や寮の費用なども全て法人から支援をいただき、大雄会に在籍しながら学ぶことができました。

認定看護師になり、仕事に変化はありましたか?

部署を超えての活動としては、RST(呼吸サポートチーム)の一員としてラウンド活動を行ったり、RRT(ラピッドレスポンスチーム)の一員として急変に結び付く危険な兆候「気づきのサイン」の周知活動に取り組んだりしています。
また、認定看護師の役割として「実践・指導・相談」というものがありますが、その中でも「実践」が大きな役割を占めるため、ICUでの看護実践に重きを置いています。当院では、クリティカルケア認定看護師の実習を毎年受け入れているので、その集中治療分野の実習・指導も行っています。

現在の目標を教えてください

ICUでの治療は患者さまに必要なことですが、一方で弊害もありそのひとつにPICS(集中治療後症候群)があります。命が助かるだけでなく、社会復帰や元の生活に戻れるよう弊害を最小限とするため、目標を多職種で協働してケアを行っています。また、看護を「見える化」することで、患者さまには安心してICUに入室していただけるよう、改善すべき点は改善し、出来ていることは継続する。それらはスタッフの自己効力感に繋がると考えています。

皆さまへメッセージ

集中ケア認定看護師は2020年よりクリティカルケア認定看護師となっています。
侵襲に対する生体反応はまさに複雑怪奇で人間の自然治癒力に驚かされることばかりです。そんな魅力的なクリティカルケアは臨床の「あらゆる場」で必要とされています。興味がある方は是非、足を踏み入れてみませんか?

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