概要・特色
大雄会は、2005年に愛知県で初めて人工関節センターを開設しました。
人工膝関節手術や人工股関節手術、およびそのリハビリテーションに関して、最新の知識や技術をいち早く取り入れ、患者さまにより良い医療を提供することを目指しています。
人工膝関節手術や人工股関節手術、およびそのリハビリテーションに関して、最新の知識や技術をいち早く取り入れ、患者さまにより良い医療を提供することを目指しています。
センター長挨拶
名古屋市立大学病院で26年間、その後大垣市民病院で7年間関節外科を中心に臨床(手術)、研究、学会発表を行ってきました。大学では、欧米で人工関節の開発者の施設に2-4週間滞在し、直接勉強し臨床に役立てています。一般の方々にも、膝関節疾患の治療(手術以外の保存的治療,手術的治療)について講演も行い、膝関節の手術を受けていただきたくなるように努めています。大学では、最終的に准教授、病院教授を経て大垣市民病院へ活動の場を移し、同様に膝関節の手術を行い、手術件数も増加しました。
今回4月より大雄会人工関節センターのセンター長として赴任させていただきました。膝関節・股関節の人工関節を今まで以上に行って、関節痛で困っている患者さんを救って行きたいと考えております。
今回4月より大雄会人工関節センターのセンター長として赴任させていただきました。膝関節・股関節の人工関節を今まで以上に行って、関節痛で困っている患者さんを救って行きたいと考えております。
人工関節センター センター長
小林 正明(こばやし まさあき)
●所属学会
日本整形外科学会、日本リウマチ学会、日本人工関節学会、日本膝関節学会、日本スポーツ整形外科学会、日本関節病学会、中部日本整形外科災害外科学会
●資格
日本整形外科学会専門医・運動器リハビリテーション医、日本リウマチ学会専門医・指導医、日本関節病学会認定医、中部日本整形外科災害外科学会評議員、日本関節病学会評議員
日本関節病学会理事(2017~2023年)、TKAフォーラム世話人(2016~2024年)、日本整形外科学会代議員(2017~2018年)
医学博士
●メディア出演実績
・テレビ愛知/健康ワンダフル「変形性膝関節症について」
・東海ラジオ/タクマ・神野のどーゆーふー
あなたの膝を診断します「なぜ今、膝の痛みに悩む人が多いのか」「変形性膝関節症の治療法」
小林 正明(こばやし まさあき)
●所属学会
日本整形外科学会、日本リウマチ学会、日本人工関節学会、日本膝関節学会、日本スポーツ整形外科学会、日本関節病学会、中部日本整形外科災害外科学会
●資格
日本整形外科学会専門医・運動器リハビリテーション医、日本リウマチ学会専門医・指導医、日本関節病学会認定医、中部日本整形外科災害外科学会評議員、日本関節病学会評議員
日本関節病学会理事(2017~2023年)、TKAフォーラム世話人(2016~2024年)、日本整形外科学会代議員(2017~2018年)
医学博士
●メディア出演実績
・テレビ愛知/健康ワンダフル「変形性膝関節症について」
・東海ラジオ/タクマ・神野のどーゆーふー
あなたの膝を診断します「なぜ今、膝の痛みに悩む人が多いのか」「変形性膝関節症の治療法」
主な対象疾患
- (変形性)膝関節症
- (変形性)股関節症
- 股関節骨頭壊死
※上記は一例です。
診療内容
人工膝関節置換術(TKA)
当院の人工膝関節手術は、膝を安定させる丈夫な靭帯を切除しない後十字靭帯温存型(CR型TKA)を使用する事で安定性を追求し、日本人の生活に適した正座や趣味程度のスポーツも可能です。
さらに、当院独自の手術器具を使用し、日本人の弯曲した大腿骨にジャストサイズの日本製インプラント(帝人ナカシマメディカル製)を同じところに設置する日本人のための手術手技(表面置換術)で、2012年から2019年の7年間で1,090膝のCR型TKAを行い、正座膝が95膝(8.7%)となりました。
さらに、当院独自の手術器具を使用し、日本人の弯曲した大腿骨にジャストサイズの日本製インプラント(帝人ナカシマメディカル製)を同じところに設置する日本人のための手術手技(表面置換術)で、2012年から2019年の7年間で1,090膝のCR型TKAを行い、正座膝が95膝(8.7%)となりました。
人工膝関節置換術後のレントゲン
人工膝関節置換術後の正座
動画「人工膝関節置換術後の様子」
術後リハビリテーション
人工膝関節置換術(TKA)では術後のリハビリテーションが重要です。当院では独自の訓練マシーン(NG-ROMマシン:当院特許)を考案し、術後のリハビリテーションに使用しています。このマシーンの特徴は、下肢を無重力状態にし、膝の屈伸が自分で出来ることです。また、自分で行うので痛みのコントロールが出来、患者さまに好評です。このマシーンを使用される方ほど膝がよく曲がります。歩行は4日目より開始し、3〜4週間で退院します。退院後の通院リハビリテーションは必要ありません。
図1 NG-ROMマシーン
人工膝関節単顆置換術(UKA)
人工膝関節単顆置換術(UKA)は、膝関節のすべてを置換する全人工膝関節置換術(TKA)と違い、悪くなっている部位(おもに内側)だけを人工関節に置き換える手術です。後十字靱帯だけでなく前十字靱帯膝関節も温存できるので生理的な動きが期待でき、手術侵襲がTKAと比べて少ない為、術後出血量、腫脹、疼痛も少なく、可動域も早期に安定して改善が見込めます。入院期間は2週間程度です。
しかし、膝関節の複数部位が変形している場合には、TKAの適応となりますので、術前に十分主治医と患者さんとでメリット、デメリットの話し合いをしてから手術を行っております。
しかし、膝関節の複数部位が変形している場合には、TKAの適応となりますので、術前に十分主治医と患者さんとでメリット、デメリットの話し合いをしてから手術を行っております。
人工股関節置換術(THA)
変形性股関節症や大腿骨頭壊死症、関節リウマチなどの股関節疾患により股関節の軟骨、骨が著しく壊れてしまった方々の痛みを取って、安定した歩行を取り戻すための手術治療です。痛んだ股関節内の骨や軟骨を削り取り、カップ(金属製)、インサート(ポリエチレン、軟骨の代わり)、骨頭(セラミックまたは金属製)、ステム(金属製)からなる人工股関節を設置します。金属の固定には、骨セメントを使用する方法と使用しない方法がありますが、当院では患者さんに合わせてどちらも施行しています。また、両側例にも対応可能です。手術後は2~3週間で歩行して退院できます。
関節鏡視下手術
半月板損傷、前十字靭帯断裂(ACL)、反復性膝蓋骨脱臼など様々な疾患に対して手術治療を行っております。
鏡視下ACL再建術では手術同側の膝屈筋腱(時に膝蓋腱)を採取し、鏡視下で大腿骨と脛骨に骨トンネルをそれぞれ作成、二本の再建靭帯が本来の捻じれを再現する解剖学的二重束再建術での手術を行っております。
半月板損傷に対しては、半月板の損傷個所を確認し、損傷部位、損傷範囲、安定性を評価した上で適応のある患者さんに対して手術を行っております。
基本的には半月板を縫合し温存することを優先させ治療をしていますが、断裂形態や半断裂部位、半月板の変性状況、および患者さんの生活状況、スポーツ状況に応じて切除することもあります。いずれも病態を踏まえた上で手術内容およびリハビリスケジュールを調整しています。
膝の怪我や症状で悩んでいらっしゃる方は、ぜひお気軽に当院整形外科・関節担当医師にご相談ください。
鏡視下ACL再建術では手術同側の膝屈筋腱(時に膝蓋腱)を採取し、鏡視下で大腿骨と脛骨に骨トンネルをそれぞれ作成、二本の再建靭帯が本来の捻じれを再現する解剖学的二重束再建術での手術を行っております。
半月板損傷に対しては、半月板の損傷個所を確認し、損傷部位、損傷範囲、安定性を評価した上で適応のある患者さんに対して手術を行っております。
基本的には半月板を縫合し温存することを優先させ治療をしていますが、断裂形態や半断裂部位、半月板の変性状況、および患者さんの生活状況、スポーツ状況に応じて切除することもあります。いずれも病態を踏まえた上で手術内容およびリハビリスケジュールを調整しています。
膝の怪我や症状で悩んでいらっしゃる方は、ぜひお気軽に当院整形外科・関節担当医師にご相談ください。
活動・実績
▶(2022年)ウェブサイト「もっと知りたい人工関節」に人工関節センターの寺田医師の記事が掲載されました。
人工関節センターの取り組みや「変形性膝関節症」、人工関節の手術などについて解説します。また寺田医師からの患者さまに向けたメッセージ動画も掲載されています。
▶(2020年)学会「第50回日本人工関節学会 患者さん動画セッション」において、人工関節センターの中根医師がグランプリを受賞しました。
▶(2019年)ウェブサイト「人工関節ドットコム」に人工関節センターの寺田医師の記事が掲載されました。
代表的な運動器疾患である「変形性膝関節症」や「人工膝関節置換術」について解説します。
▶(2018年)雑誌「予約殺到スゴ腕の専門外来」(毎日ムック)内の「情熱医療」プロフェッショナルドクターに人工関節センターの寺田医師の記事が掲載されました。
人工関節センターの取り組みや「変形性膝関節症」、人工関節の手術などについて解説します。また寺田医師からの患者さまに向けたメッセージ動画も掲載されています。
▶(2020年)学会「第50回日本人工関節学会 患者さん動画セッション」において、人工関節センターの中根医師がグランプリを受賞しました。
▶(2019年)ウェブサイト「人工関節ドットコム」に人工関節センターの寺田医師の記事が掲載されました。
代表的な運動器疾患である「変形性膝関節症」や「人工膝関節置換術」について解説します。
▶(2018年)雑誌「予約殺到スゴ腕の専門外来」(毎日ムック)内の「情熱医療」プロフェッショナルドクターに人工関節センターの寺田医師の記事が掲載されました。
▶(2018年)雑誌「手術数でわかる いい病院2018」(週刊朝日ムック)で人工関節センターの手術数が東海1位にランキングしました。
人工関節置換術の膝関節手術における手術数で、●東海で1位 ●全国で27位 にランキングしています。
人工関節置換術の膝関節手術における手術数で、●東海で1位 ●全国で27位 にランキングしています。
▶(2016年)テレビ「ガイアの夜明け」(テレビ東京)で人工関節センターの中根医師が取り上げられました。
▶(2015年)テレビ「キャッチ」(中京テレビ)で人工関節センターの中根医師がが取り上げられました。
▶(2015年)テレビ「キャッチ」(中京テレビ)で人工関節センターの中根医師がが取り上げられました。