概要
食道・胃・十二指腸の上部消化管の検査です。
上部消化管とは食道・胃・十二指腸を指します。口または鼻から内視鏡を挿入し、これらの部位を一連の検査で観察します。経口内視鏡(口から入れる内視鏡)、経鼻内視鏡(鼻から入れる内視鏡)などの 一般検査と内視鏡的切除術、超音波内視鏡などの特殊検査・治療に分かれます。昔から「胃カメラ」と言われてきたものです。当日の検査前の食事は控えていただきますが、水や一部の薬は飲んでいただいても構いません。
検査順序
❶ゼリー状麻酔薬で咽頭麻酔
前処置として付着粘液などを除去し胃内を観察しやすくする薬を内服します。咽頭麻酔はスプレー式を用いて行います。
❷リラックスして最新の機器を備えた検査室へ
検査室に移動します。義歯や眼鏡をはずしていただき、ネクタイやベルトはゆるめてリラックスできるようにします。検査には検査医のほかに看護師が付き添います。
カメラは、オリンパス社製の最新の290シリーズを基本的に全例使用し、検査時間は観察のみの場合は約5分程度です。
カメラは、オリンパス社製の最新の290シリーズを基本的に全例使用し、検査時間は観察のみの場合は約5分程度です。
❸できるだけ苦痛の少ない安全な検査を心がけて
当内視鏡センターでは出来るだけ苦痛が少なくまた、繰り返し検査を受けていただけるよう心がけております。検査中は血圧計や酸素飽和度モニターによる監視装置を腕や指につけていただきます。これにより患者さまの状態を把握しながら安全に検査をすすめることができます。経鼻内視鏡では鼻腔内にスプレーの麻酔をします。
以前の当院は鎮静剤は呼吸抑制などの副作用の恐れもあるため、外来で検査を受けられる患者さまには使用しておりませんでした。
最近は出来るだけ楽に検査を受けたいという患者さまのご希望も増えており、ご希望の方には鎮静剤・鎮痛剤を使用して検査を受けていただけるようできる限り対応しております。
ただし、鎮静剤・鎮痛剤を使用した場合、検査後1時間程度お休みいただきます。また検査当日の車・バイク・自転車の運転は禁止させていただいております。まずは担当医にご相談ください。
以前の当院は鎮静剤は呼吸抑制などの副作用の恐れもあるため、外来で検査を受けられる患者さまには使用しておりませんでした。
最近は出来るだけ楽に検査を受けたいという患者さまのご希望も増えており、ご希望の方には鎮静剤・鎮痛剤を使用して検査を受けていただけるようできる限り対応しております。
ただし、鎮静剤・鎮痛剤を使用した場合、検査後1時間程度お休みいただきます。また検査当日の車・バイク・自転車の運転は禁止させていただいております。まずは担当医にご相談ください。
❹検査終了。検査同日、ピロリ除菌可能な場合も
検査結果の詳細は外来担当医が説明いたします。病理検査やピロリ菌の検査を行った場合は約1週間後に結果説明を聞くために来院いただく必要がありますが、当日にピロリ菌の結果がでる検査もあります。患者さまのご希望があれば、検査結果によって同日よりすぐに除菌を開始することが可能です。
なお当科には日本ヘリコバクター学会(ピロリ菌)の認定医もおりますので、認定医あるいは担当医にいつでもご相談ください。
なお当科には日本ヘリコバクター学会(ピロリ菌)の認定医もおりますので、認定医あるいは担当医にいつでもご相談ください。