概要
CT・MRI・PET・RIなどの画像を読影して専門的な立場で診断、また放射線治療・IVRを担当する科です。
特色
画像診断機器の進歩により臨床医のみでは診断が困難な検査もあり病気を見落としたり誤診しないように所見することを専門としており、最新医療検査器を持つ総合病院において重要な役割を担っています。
放射線治療については、がんに対しての根治、姑息を含めての治療として外来、入院で高エネルギーX線(4MV、6MV、10MV)、および電子線(4-15MeV)による治療や様々な疾患に対するIVRを行っています。
放射線治療については、がんに対しての根治、姑息を含めての治療として外来、入院で高エネルギーX線(4MV、6MV、10MV)、および電子線(4-15MeV)による治療や様々な疾患に対するIVRを行っています。
診療内容
放射線治療
治療の対象はがん一般ですが、病気の程度、種類によって異なるため主科の医師から紹介を受けます。副作用の少ない場所や放射線の当て方の時は外来通院でも可能です。
■強度変調放射線治療(IMRT)での高精度な放射線治療
大雄会では、リニアックのバーションアップにより、さらに高精度な放射線治療に対応が可能となりました。
強度変調放射線治療(IMRT)とは
強度変調放射線治療は、外照射における治療技術の一つです。様々な方向から腫瘍に放射線を当てる際に、各方向からの放射線量を変化させることで、腫瘍の形が複雑な場合や腫瘍の近くに正常な臓器が隣接している場合でも、強度の放射線を腫瘍に照射することが可能になります。
■体幹部定位照射による肺がん・肝臓がん治療
肺がんや肝臓がんの小病変に対し、体幹部定位照射による治療を行います。
体幹部定位照射とは
体幹部定位照射とは、3次元的に多方向から放射線をあてる治療です。強度の放射線を、ピンポイントで腫瘍にに当てることができます。そのため、正常な細胞へのダメージを最小限にして治療を行うことができ、副作用を抑えることができます。
■ハイパーサーミア(がん温熱療法)
総合大雄会病院では2018年6月より、ハイパーサーミア(がん温熱治療)による治療を行っています。
ハイパーサーミアとは
高周波によりがん細胞を加温し、がん組織だけを死滅させる治療法で、副作用がほとんど無いので身体への負担が少なく済みます。加温による直接効果のほか、一般的ながんの治療である手術治療、抗がん剤を用いての化学療法、放射線治療と併用することで、がん治療の効果を高めます。
・ 詳しくは「ハイパーサーミア」のページをご覧ください
・ 詳しくは「ハイパーサーミア」のページをご覧ください
IVR
IVRは、Interventional Radiology(インターベンショナル・ラジオロジー)の略語で、日本語では「画像下治療」と訳していて、「患者さまにやさしい最先端の治療法」のひとつです。
IVRは、X線(レントゲン)透視画像、血管造影画像、超音波画像またはCT画像を見ながら、カテーテル(細い管)や針を用いてお腹や胸を切らずに体の奥にある臓器や血管の治療ができ、体にあまり傷を残さずに病気を治療する画期的な方法です。そのため、患者さまの体への負担が少ないという特徴を持っています。具体的にはカテーテルを使い、出血した血管をつめて止血したり、がんの血管に抗がん剤を注入したりすることができます。
IVRは、X線(レントゲン)透視画像、血管造影画像、超音波画像またはCT画像を見ながら、カテーテル(細い管)や針を用いてお腹や胸を切らずに体の奥にある臓器や血管の治療ができ、体にあまり傷を残さずに病気を治療する画期的な方法です。そのため、患者さまの体への負担が少ないという特徴を持っています。具体的にはカテーテルを使い、出血した血管をつめて止血したり、がんの血管に抗がん剤を注入したりすることができます。