大雄会の挑み人

100周年を迎えた大雄会の未来をつむぐ、
挑戦し続けるスタッフ“大雄会の挑み人”に
特別インタビューをしました。

挑み人 01

常に高みを目指す
看護師育成への挑戦

総合大雄会病院 ICU兼HCU看護師長

社会医療法人大雄会 総合大雄会病院 ICU兼HCU看護師長。岐阜大学医学部附属病院勤務を経て2009年総合大雄会病院入職。2013年「集中ケア認定看護師」取得、2018年「特定行為研修(救急・集中ケア)」修了。2021年より「医療安全全国共同行動『急変時の迅速対応』技術支援委員」、「集中治療医学会東海北陸支部連絡協議会委員」を務める。

挑戦へ至るきっかけ

私はクリティカルケア(※)領域の看護が大好きです。その領域の看護を深く知りたくて集中ケア認定看護師になりました。そして5年後、特定行為研修制度に看護の新たな可能性を感じ、新たな学びを得るという挑戦をしました。これまでの「学習」という挑戦は患者さまに質の高い看護を提供するための糧となり、後輩への指導に活かすことができることは、毎日の仕事の大きなやりがいに繋がっています。

(※疾病や外傷などで危機的な状況に陥っている重症患者さまに対するケアのこと)

大雄会での挑戦

高度な看護に対応でき、
常に挑戦し続けられる看護師を
育成すること

新たな挑戦として一宮研伸大学大学院で看護管理について学んでいます。仕事を続けながら大学院で学ぶことができるのは、リカレント教育をサポートしてくれる大雄会と周囲の方々の協力があってこそです。これからは看護管理者のひとりとして、看護の魅力や提供する看護ケアの質について考え、行動し、伝えていきたいと思っています。
今後、複数の疾患を抱えながら入院を繰り返す患者さまが増えることが予想されています。私が新人看護師だった時よりも看護を取り巻く環境は変化し、求められる看護も高度になっています。これらの情報をキャッチし常に挑戦し続けられる看護師を育成することが、これからの私の「挑戦」です。

挑み人 02

知識と技術を生かした
介護計画立案への挑戦

大雄会第一病院 介護福祉士

2018年に社会医療法人大雄会に入職後、看護補助者として看護師のサポート業務にあたる。その後「介護の知識を得てより深く患者さまと関わり、専門性を発揮したい」と感じ、2023年に介護福祉士の資格を取得。現在は高齢患者さまが多く入院する大雄会第一病院5階病棟に勤務。介護の知識と技術を活かし、よりよいケアの実践を目指している。

挑戦へ至るきっかけ

最初は看護補助者として働き始めましたが、それはいつか子供たちに「お母さんはたくさんの方のお世話をして、人の役に立つ仕事をしているんだよ!」と胸を張って言えるようになりたいと思ったことがきっかけです。そして約5年間、患者さまとの関わり方や介助の方法などを経験しましたが、新人の指導を任された時、自分に課せられた責任が重くのしかかり、「自分はまだまだ中途半端だな…」と思いました。

そんな時、「介護や介助についての技術や知識を身につけることができれば、新人指導にも役立てられるし、より深く患者さまと関わることができるのでは?」と思うようになりました。
また私が勤務する大雄会第一病院は、近い将来「回復期」や「地域包括ケア病棟」に機能が変化します。このタイミングで介護福祉士の資格を取り、専門性を発揮したい!と強く思うようになったことが、介護福祉士の資格取得を目指したきっかけです。

大雄会での挑戦

患者さま一人ひとりに寄り添った
介護計画を立案し、
よりよいケアを実践する

今後機能変化する大雄会第一病院において、実務者研修時に学んだ「介護計画の立案」を実践することが、私の挑戦です。一人ひとりの患者さまと向き合い、その人に合った介護計画を立て、入院中の不安軽減やADL(日常生活動作)の向上を、患者さまと一緒に目指していきたいです。
これからも自分自身の向上に努め、患者さまには少しでも安心して入院生活を送っていただけるように、また介護福祉士として学んだ知識や技術を与えられた現場で活かせるように、精一杯努めていきたいです。

挑み人 03

自己研鑽を積む
がん専門薬剤師と
管理職への挑戦

大雄会クリニック 薬剤師

社会医療法人大雄会 薬剤部副科長。「がん薬物療法認定薬剤師」の資格を有し、現在は大雄会クリニック外来化学療法室の専任薬剤師として、外来患者さまの抗がん剤治療を担当。一方で管理職として、薬剤部全体の業務が円滑に進むよう管理を担っている。

挑戦へ至るきっかけ

誰にとっても必要である医療に、病院薬剤師として携わることに魅力を感じ薬剤師となりました。大雄会に入職し日々の業務を行う中で、縁やタイミングが重なり「がん薬物療法認定薬剤師」の取得に挑戦しました。現在はがん薬物療法に関して中心的な役割を担わせていただいていますが、がん薬物療法は年々進化しており治療内容は複雑化しています。新しい薬も数多く発売され、知識を更新していくのは大変です。ですがその分、病院薬剤師に求められることも増えており、患者さまからだけでなく、医師や看護師からも薬物治療について相談してもらえる機会が増えました。安全ながん薬物療法を提供できるよう自己研鑽を続けるだけでなく、薬剤師としての知識を生かし、院内での業務が円滑に進むようなサポートも出来ればと思ったのがきっかけです。

大雄会での挑戦

質の高いがん薬物療法を
提供し続けながら
今後の職場環境の仕組みを
整えること

薬剤師の仕事では、私が回答・提案したことが患者さまの治療に影響を及ぼすため責任の重さも感じますが、同時にモチベーションや大きなやりがいにも繋がります。日々進化する医療環境において病院薬剤師に求められることも増えているため、より質の高いがん薬物療法を提供できるよう、「がん専門薬剤師」の取得に挑戦します。また、大雄会を選んで入職した薬剤師には、それぞれに自分の得意とする分野を見つけて目標をもって仕事に向き合い、そして長く働き続けて欲しいと考えています。そのために、管理職として職場環境や仕組みを整えていくことも、今後の挑戦として取り組んでいきたいと思います。

挑み人 04

医療機器の
専門知識を活かし
生命を支える
重要な役割を果たす

大雄会第一病院 臨床工学技士

大雄会第一病院透析センター勤務。2022年4月新卒入職以降、人工透析の機器に関する業務を中心に、医療機器管理や体外衝撃波結石破砕治療(ESWL)などに携わり、日々研鑽を重ねている。

挑戦へ至るきっかけ

臨床工学技士になろうと思ったきっかけは、高校時代に受けた生物学の授業で生物のしくみや生命現象について学ぶ中で、特に人体の構造や機能に深く興味を持ったことでした。大学では医用工学を専攻し、医療機器の開発や運用について学び、臨床工学技士という職業の役割に強く惹きつけられました。
臨床工学技士になった現在は、患者さまの生命を支えるためのひとつの役割として透析装置の管理や運用を担当しています。また医師・看護師・薬剤師・管理栄養士などと協力しながら、患者さま一人ひとりの治療計画に参加し、その一員としてチーム医療への貢献できるよう努めています。その中で患者さまと直接関わり、医療機器の専門知識を活かして、患者さまの健康状態や生活の改善に寄与し、生命を支える重要な役割を果たすことに大きなやりがいを感じます。

大雄会での挑戦

臨床工学技士の知識と
専門経験を活かし、
新たな医療機器の開発に
挑戦する

将来的に新たな医療機器の開発に挑戦し自分自身が開発に関わった医療機器が実際の現場で使用され、患者さまの治療に役立つという経験をしたいと思っています。
また、医療技術は日々進化しており、新しい機器や治療法が次々と開発されています。私はこれらの最新の医療技術を常に学び続けることで、臨床工学技士としてのスキルと知識を深め、医師、看護師、薬剤師など多職種と連携しながらチーム医療をさらに推進し、患者さまにより効率的で質の高い医療サービスを提供することに挑戦したいと考えています。

次の100年も
地域の安心と未来のために